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更新日:2024年5月15日

ページID:2515

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感染症発生動向調査:文京区感染症週報

2024年第18週(2024年4月29日-2024年5月5日)まで更新

2024年定点把握対象感染症グラフ第18週RSウイルス感染症文京区0.75東京都1.26咽頭結膜熱文京区0東京都0.25A群溶血2024年定点把握対象感染症グラフ第18週伝染性紅斑文京区0東京都0.09突発性発疹文京区0.25東京都0.22ヘルパンギーナ文2024年定点把握対象感染症グラフ第18週急性出血性結膜炎文京区0東京都0.05流行性角結膜炎文京区2東京都0.46

東京都感染症情報センターのホームページでも発生動向調査のデータをご確認いただけます。

WEBページ上でご覧になりたい方は、以下のリンクをご確認ください。

東京都感染症情報センター「WEB感染症発生動向調査」(外部リンク)

PDF形式のデータを必要とされる方は、以下のリンクをご確認ください。

東京都感染症情報センター「東京都感染症週報」(外部リンク)

今週の動向

第18週(2024年4月29日-2024年5月5日)について

新型コロナウイルス

都及び区の定点たりの報告数は減少しました。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が原因で起こります。

一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあります。

現在主流となっているオミクロン株においては、罹患しても9割以上が重症化することなく、療養を終えることが報告されています。一方、高齢者は、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されています。特に、基礎疾患をお持ちの方では重症化するリスクが高いことも報告されています。予防としては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に咳エチケットや手洗いなど基本的な感染症対策を行いましょう。

東京都の感染状況(モニタリング項目分析)については、以下のページをご確認ください。

最新のモニタリング項目の分析について

過去の感染状況については、以下のページをご確認ください。

これまでの感染状況等

インフルエンザ

都及び区の定点当たりの報告数は減少しました。

インフルエンザウイルスが原因で起こります。いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が広がります。くしゃみやせき等による飛沫感染が中心です。

季節性インフルエンザは、毎年11月下旬から12月上旬頃に発生が始まり、翌年の1~3月頃にピークを迎えます。

突然出現する高熱、頭痛、関節や筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、あわせてのどの痛みやせきなどの呼吸器症状や消化器症状が出現することがあります。

肺炎、気管支炎のほか、脳症などの合併症を併発して重症化や命に影響がおよぶ場合があります。

インフルエンザに関する情報

RSウイルス

都の定点当たりの報告数は減少し、区の定点当たりの報告数は増加しました。

秋から冬にかけて流行する、乳幼児がかかる上下気道炎の代表的な感染症です。呼吸困難に陥ることもあります。感染しても免疫ができにくいため感染を繰り返しますが、回数が増えるほど症状は軽くなり、2歳以上になると「鼻かぜ」程度ですむことがほとんどです。特効薬はなく、治療はそれぞれの症状に対する対症療法が中心ですが、肺炎を合併した時や、全身状態の悪い時は入院して治療することもあります。手洗いや咳エチケットを心がけましょう。

RSウイルス感染症に関する情報

感染性胃腸炎

都及び区の定点当たりの報告数は減少しました。

例年、11月から2月にかけて保育園や幼稚園、高齢者施設などを中心に腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする感染性胃腸炎の集団感染が報告されています。感染性胃腸炎の原因として最も多いのがノロウイルスですが、今年の1月以降、新たな変異型のノロウイルスが国内や中国で検出されています。この変異型が大流行のきっかけとなるかは予測できませんが、十分に注意が必要です。各施設においては、手洗いの徹底や施設の衛生的管理など、感染予防に努めましょう。

感染性胃腸炎に関する情報

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

都の定点当たりの報告数は減少し、区の定点当たりの報告数は増加しました。

A群溶血性レンサ球菌という細菌による感染症で、小児がよくかかる細菌性感染症のひとつで、冬季に多く見られます。飛沫感染や接触により感染します。感染して2~4日後に発症し、発熱、咽頭痛、頭痛、吐き気などがみられます。通常1週間程度で症状は落ち着きます。適切な治療を行うと感染性は24時間でほぼ消失します。抗菌薬による治療が基本です。標準的治療期間は10日間です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に関する情報

対象疾患

小児科定点対象疾患

眼科定点対象疾患

定点とは?

感染症の流行状況を知るために、一定の基準に従って、1週間当たりの感染症罹患者の数を報告していただく医療機関のことです。

文京区では小児科定点が4箇所、インフルエンザ/新型コロナウイルス定点が7箇所、眼科定点が1箇所、指定されています。

定点あたりの報告数とは?

1週間に一つの定点(医療機関)あたり何人の患者の報告があったかを表す数値です。この数値によって感染症の流行状況が把握できます。区内の当該感染症報告全数を定点医療機関数で割った数が定点あたりの報告数です。
例えば、区内でインフルエンザの報告が28件あった場合、報告数(28件)を定点医療機関の数で割ります。この場合は、28÷7=4.0となり、区内のインフルエンザの流行状況を推計することができます。区内の定点数は東京都全体に比べ少ないため、値の変化が大きく出やすい傾向にあります。

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お問い合わせ先

保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側

電話番号:

ファクス番号:03-5803-1355

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