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更新日:2025年5月14日

ページID:11148

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文京区は、熊本県五木村及び熊本県と「森林由来J-クレジット売買に関する三者協定」を締結しました

いつ

令和7年5月13日(火曜日)午前11時~

どこで

熊本県五木村(熊本県球磨郡五木村甲2859-7)

だれが

文京区、熊本県五木村、熊本県

内容

区は令和3年からJ-クレジット制度(適切な森林管理による二酸化炭素等の吸収量をクレジットとして国が認証する制度)を活用した熊本県のJ-クレジットを購入してきましたが、今後は、熊本県の県有林が所在する五木村が取得する森林由来J-クレジットを継続的に購入するため、熊本県及び五木村と文京区との三者協定を締結しました。

熊本県五木村で行われた協定締結式は、成澤廣修文京区長と木下丈二五木村長、木村敬熊本県知事が出席し、くまモンやいつきちゃんが見守る中、署名が執り行われました。

今後は森林由来Jクレジットの売買を通じ、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて相互に連携を深めていきます。

協定書の概要

相互に協力する事業は、以下のとおりです。

  1. 令和7年度から令和14年度までにおいて、文京区は五木村が創出した森林由来J-クレジットを継続的に購入する。
  2. 五木村は、1.により得た収入をもって、五木村の区域内の森林整備及び林業の振興に必要な施策に取り組む。
  3. 五木村、文京区及び熊本県は、相互交流の促進に向け、木材の活用や木育に関する取組、森林環境教育の実施等に連携して努める。

(注)詳細は「二酸化炭素の削減に資する森林由来J-クレジットの売買等に関する協定書」(PDF:106KB)をご参照ください。

文京区長挨拶(抜粋)

平成27年に熊本県、熊本市、文京区及び新宿区の四者で締結した包括連携協定をきっかけとして、上天草市や玉名市とも相互協定を結ぶなど、熊本とは様々な取組を継続してきました。

一方、本区では、2050年カーボンニュートラルに先立ち、2030年までに区役所が事業所として排出する二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンオフィス」を目標に掲げております。これまで、令和3年度から令和6年度までの4年間にわたって熊本県が五木村に所在する県有林において取得したJ-クレジットの認証を毎年400t-CO2ずつ、計1,600t-CO2を購入し、区役所が排出する二酸化炭素をオフセットしてきましたが、この度、その達成に向け、熊本県からご縁をいただき、五木村の森林由来J-クレジット購入第1号として文京区が契約を結ぶ運びとなりました。

この協定を機に、本区では温室効果ガスの削減や区民等に気候変動問題に関するイベント等を通じて森林環境整備の必要性等を周知啓発していくとともに、五木村、熊本県との長いおつきあいの中で、村産材や県産材の活用や木育などの取組を連携して進めてまいります。

五木村長挨拶(抜粋)

五木村は面積の約94%が森林であり、この豊かな自然を活かして令和4年3月に「ゼロカーボンシティ2050」宣言を行いました。カーボンオフセットと森林機能を活用した「J-クレジット」の取得に取り組み、今年4月にクレジット登録を無事完了しました。

今回、五木村として初めて文京区とのJ-クレジット販売協定を締結できたことは大変意義深く、今後はこの制度の普及を通じて林業の振興や二酸化炭素排出削減につながる循環型林業の推進に活用していきます。また、熊本県の「緑の流域治水」にも貢献すべく、森林整備に積極的に取り組みます。

文京区との協定は令和14年度までの8年間にわたる長期的なものであり、これを機に森林活用を基盤としたさまざまな交流の拡大を期待しています。

熊本県知事挨拶(抜粋)

熊本県と文京区は、平成27年に熊本県・熊本市・新宿区・文京区の4者で締結した「文化と歴史を縁(えにし)とする包括連携協定」に基づき、文京区立肥後細川庭園でのイベント開催や熊本地震時の応援職員派遣など、多様な交流を行っています。

森林は水源涵養や災害防止、地球温暖化防止といった公益的機能を持ち、生活に欠かせない存在です。今回の協定締結により、五木村の森林整備が進み、林業を中心とした産業振興や二酸化炭素吸収量の確保、水源涵養、国土保全など森林の公益的機能が発揮され、熊本県が推進する球磨川流域の「緑の流域治水」に大きく貢献すると期待されています。

また、木材活用や木育、森林環境教育の連携も進められ、文京区でのイベント参加や五木産材・熊本県産材の利用促進についても三者で検討していきます。

この協定を契機に、森林による二酸化炭素吸収と木材利用による炭素固定を通じた脱炭素社会の実現が進むとともに、文京区、五木村、熊本県の交流がさらに広がることが期待されています。

森林写真

協定書

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